はじめに
住宅ローンを申し込む際に、
「連帯保証人になってください」
「連帯債務者になります」
と言われることがあります。
似たような言葉ですが、
役割や責任は大きく異なります。
今回は銀行の住宅ローンセンターで勤務していた経験をもとに、違いをわかりやすく解説します。
連帯保証人とは?
連帯保証人とは、
主債務者が返済できなくなった場合に返済義務を負う人です。
普段は返済する必要はありません。
しかし、
返済が滞った場合は、
金融機関から返済を求められます。
つまり、
万一のときに返済義務が発生する立場です。
連帯債務者とは?
連帯債務者とは、
最初から主債務者と一緒に返済義務を負う人です。
住宅ローン全体に対して責任があります。
夫婦で住宅を購入する場合などに利用されることがあります。
違いを比較
| 項目 | 連帯保証人 | 連帯債務者 |
|---|---|---|
| 毎月の返済義務 | 原則なし | あり |
| 返済責任 | 滞納時 | 契約時から |
| 借入契約 | しない | する |
| 住宅ローン控除 | 原則対象外 | 条件を満たせば対象となる場合あり |
どんなときに必要?
例えば、
- 収入合算
- 親子リレーローン
- 一部の住宅ローン商品
では、
連帯保証人や連帯債務者が必要になることがあります。
金融機関によって取扱いは異なります。
元銀行住宅ローンセンター担当として伝えたいこと
私が勤務していた銀行でも、
「名前だけ貸してほしい」
という感覚で連帯保証人になる方がいました。
しかし、
連帯保証人も非常に重い責任があります。
万一返済ができなくなれば、
返済を請求される可能性があります。
制度を十分理解したうえで契約することが大切です。
よくある質問
Q. 配偶者は必ず連帯保証人になりますか?
いいえ。
金融機関や契約内容によって異なります。
Q. 途中で外れることはできますか?
簡単にはできません。
金融機関の承諾が必要となり、
別の保証人が必要になることもあります。
まとめ
連帯保証人と連帯債務者は、
どちらも住宅ローンに関わる重要な立場ですが、
責任の範囲は大きく異なります。
契約前には、
- 誰が返済するのか
- 将来のライフプラン
- 万一のリスク
を家族で十分に話し合うことが大切です。


コメント