【元銀行住宅ローンセンター担当が解説】住宅ローン控除だけを理由に家を買ってはいけない理由

住宅ローン

住宅購入を検討していると、

「住宅ローン控除があるなら今買った方がお得ですか?」

という相談を受けることがありました。

確かに住宅ローン控除は、住宅購入者にとって大きなメリットのひとつです。

しかし、住宅ローンセンターで多くのお客様と接してきた経験から言うと、

住宅ローン控除だけを理由に住宅購入を決断するのはおすすめできません。

今回は、住宅ローン控除との付き合い方について解説します。

住宅ローン控除とは?

住宅ローン控除とは、

一定の条件を満たした場合に、

住宅ローン残高に応じて所得税や住民税の控除を受けられる制度です。

住宅購入を後押しするための制度として、多くの方が利用しています。

今も私は年末になると住宅ローン控除を受けています。

控除を受けられるのは大きなメリット

住宅ローン控除を利用すると、

数年間にわたって税負担を軽減できる場合があります。

実際に、

住宅ローンセンターでも、

「思った以上に還付を受けられた」

という声を聞くことがありました。

住宅購入時にはぜひ確認しておきたい制度です。

ただし「控除を受けるために借りる」は危険

ここが重要です。

住宅ローン控除があるからといって、

借入額を増やす必要はありません。

実際の現場でも、

「控除があるから大丈夫だと思った」

という方がいました。

しかし、

住宅ローンは何千万円という長期間の借入です。

控除額よりも、

将来の返済負担の方がはるかに大きくなるケースがあります。

住宅購入後にはさまざまな支出がある

住宅購入後は、

・固定資産税
・修繕費
・教育費
・家具家電費用

などが発生します。

そのため、

住宅ローン控除だけを見て判断するのではなく、

家計全体で考えることが大切です。

借りられる額と返せる額は違う

住宅ローンセンターで相談を受けていると、

借入可能額いっぱいまで借りようと考える方もいました。

しかし、

借りられる額と安心して返済できる額は違います。

住宅ローン控除があるからといって、

無理な借入をすることはおすすめできません。

個人的に大切だと思うこと

住宅ローン控除はとてもありがたい制度です。

しかし、

住宅購入の目的は、控除を受けることではありません。

本当に大切なのは、

家族が安心して暮らせる住まいを手に入れることだと思います。

住宅ローンは長期間続く契約だからこそ、

控除だけでなく、

将来の生活も含めて考えることが重要です。

まとめ

住宅ローン控除は、

住宅購入者にとって大きなメリットがあります。

しかし、

控除だけを理由に住宅購入や借入額を決めるのはおすすめできません。

住宅ローンでは、

・毎月返済額
・教育費
・老後資金
・手元資金

なども含めて考えることが重要です。

後悔しない住宅購入のためにも、

住宅ローン控除は「判断材料のひとつ」として活用することをおすすめします。

【無料】住宅ローンを比較してみる

プロフィール
この記事を書いた人

元銀行住宅ローンセンター担当。2児の父。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー。
銀行の住宅ローンセンターにて勤務し、
新規審査、借換相談、返済計画の見直しなど、
数多くの住宅ローン相談に携わってきました。

現場で強く感じたのは、
「知識があれば防げたはずの後悔」が非常に多いということです。

住宅ローンは人生最大の借入。
しかし、多くの方が十分に理解しないまま契約してしまい、
その後に不安を抱えるケースを何度も見てきました。

このサイトでは、
銀行実務での経験をもとに、
住宅ローンで後悔しないための考え方や判断基準を、
できるだけわかりやすくお伝えしています。

焦らず、納得して選ぶこと。
それが将来の安心につながると考えています。

現在は情報発信やセミナーを通じて、
住宅ローン選びをサポートしています。

tls202602をフォローする
住宅ローン
シェアする
tls202602をフォローする
元銀行ローンセンター担当が教える、失敗しない住宅ローン講座

コメント