住宅ローンの事前審査と本審査の違いを元銀行住宅ローンセンター担当が解説。審査内容や落ちる理由、審査を通過するポイントまでわかりやすく紹介します。
はじめに
住宅ローンを申し込むと、
「まず事前審査を受けてください」
と言われます。
その後に本審査がありますが、
「事前審査に通れば安心?」
「本審査では何を見られる?」
と疑問に思う方も多いでしょう。
私は銀行の住宅ローンセンターで数多くのお客様の審査を担当してきました。
今回は、事前審査と本審査の違いを実務経験をもとに解説します。
住宅ローンの審査は2段階
住宅ローンの審査は
①事前審査
↓
②本審査
の2段階で行われます。
どちらも重要ですが、役割は異なります。
事前審査とは?
事前審査は、
「この人に住宅ローンを貸せそうか」
を簡易的に判断する審査です。
確認される主な内容
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 借入希望額
- 他社借入
- 信用情報
早ければ1日程度、
通常でも2~5営業日で結果が出ます。
本審査とは?
本審査では、
事前審査より詳しく確認されます。
例えば
- 売買契約書
- 重要事項説明書
- 源泉徴収票
- 住民票
- 印鑑証明書
- 団信加入可否
- 物件評価
などを確認します。
銀行だけではなく、
保証会社も詳細に審査します。
ただし、団信加入に心配がある場合は、
事前審査時に団信の審査を受けることもできます。
事前審査に通っても本審査で落ちるケース
実際によくあるケースがあります。
年収を多く申告した
入力ミスでも審査に影響します。
転職した
勤務先が変わると
再審査になることがあります。
新たな借入をした
車のローン
カードローン
スマホ分割払い
これらも審査対象になります。
健康状態
団信に加入できない場合は、
住宅ローンが利用できないことがあります。
物件に問題がある
建築基準法違反
担保評価不足
再建築不可
なども審査対象です。
審査期間の目安
事前審査
約2〜5営業日
↓
本審査
約1〜2週間
↓
金銭消費貸借契約
↓
融資実行
審査中にやってはいけないこと
以下は避けましょう。
- クレジットカードを大量申込み
- 車をローン購入
- 転職
- 消費者金融利用
- 虚偽申告
元銀行担当者からのアドバイス
私が勤務していた銀行でも、
本審査で否決になるケースは珍しくありませんでした。
しかし、多くは
「事前に知っていれば防げた」
ものばかりです。
住宅購入が決まったら、
融資実行までは生活状況を変えないことが大切です。
まとめ
事前審査と本審査は役割が異なります。
ポイントは次の5つです。
- 事前審査は簡易審査
- 本審査は詳細審査
- 事前審査通過でも本審査で否決はある
- 新たな借入や転職は避ける
- 正確な申告が最も重要
住宅ローンは人生で最も大きな借入です。
不安がある方は、早めに金融機関へ相談することをおすすめします。


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