【元銀行住宅ローンセンター担当が解説】住宅ローンの借入可能額と無理なく返済できる金額は違う?後悔しない借入額の決め方

住宅ローン

はじめに

住宅ローンの相談で、

「銀行で5,000万円まで借りられると言われました。その金額いっぱい借りても大丈夫ですか?」

という質問をよく受けました。

私がお客様へ必ずお伝えしていたのは、

「借りられる金額」と「安心して返せる金額」は違います。

ということです。

今回は、その違いについて解説します。


借入可能額とは?

借入可能額とは、

金融機関が審査の結果、融資できると判断した上限額です。

年収や勤務先、勤続年数、他の借入状況などをもとに判断されます。


無理なく返済できる金額とは?

無理なく返済できる金額とは、

住宅ローンだけでなく、

  • 教育費
  • 老後資金
  • 車の買い替え
  • 急な出費

なども考慮したうえで、家計に無理のない借入額です。


借入可能額まで借りるリスク

① 教育費が足りなくなる

子どもの進学時期には、まとまったお金が必要になります。


② 老後資金が準備できない

住宅ローンの返済が優先となり、老後資金の積立が難しくなることがあります。


③ 金利上昇への備えができない

変動金利の場合、将来の金利上昇に対応できる余裕が必要です。


元銀行住宅ローンセンター担当として伝えたいこと

私が勤務していた住宅ローンセンターでは、

「銀行が貸してくれるから大丈夫ですよね?」

という質問を受けることがよくありました。

その際は、

「将来の生活も考えて、少し余裕のある返済計画を立てましょう。」

とお伝えしていました。

住宅ローンは30年以上続くこともあります。

現在だけではなく、将来のライフプランまで考えることが大切です。


無理のない借入額を決めるポイント

① 返済負担率を確認する

一般的には20~25%程度に抑えると安心と言われています。


② 教育費を考慮する

子どもの進学時期と住宅ローン返済が重ならないか確認しましょう。


③ 老後資金も準備する

退職後の生活も見据えた資金計画が重要です。


④ ボーナス返済に頼り過ぎない

景気や転職などで収入が変わる可能性も考慮しましょう。


よくある質問(FAQ)

Q. 銀行が貸してくれる金額なら安心ですか?

借入可能額はあくまで審査上の上限です。家計や将来のライフプランも踏まえて判断しましょう。


Q. 年収の何倍まで借りるのが目安ですか?

年収だけでは判断できません。家族構成や他の支出も含めて考えることが大切です。


Q. 借入額を減らす方法はありますか?

頭金を増やす、購入予算を見直す、返済期間を工夫するなどの方法があります。


まとめ

住宅ローンは、

「借りられる金額」ではなく、「安心して返せる金額」で借りることが大切です。

住宅購入後も安心して暮らせるよう、

家計全体を考えた返済計画を立てましょう。

プロフィール
この記事を書いた人

元銀行住宅ローンセンター担当。2児の父。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー。
銀行の住宅ローンセンターにて勤務し、
新規審査、借換相談、返済計画の見直しなど、
数多くの住宅ローン相談に携わってきました。

現場で強く感じたのは、
「知識があれば防げたはずの後悔」が非常に多いということです。

住宅ローンは人生最大の借入。
しかし、多くの方が十分に理解しないまま契約してしまい、
その後に不安を抱えるケースを何度も見てきました。

このサイトでは、
銀行実務での経験をもとに、
住宅ローンで後悔しないための考え方や判断基準を、
できるだけわかりやすくお伝えしています。

焦らず、納得して選ぶこと。
それが将来の安心につながると考えています。

現在は情報発信やセミナーを通じて、
住宅ローン選びをサポートしています。

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