住宅ローンの金利はどうやって決まる?初心者にもわかりやすく解説

住宅ローン

はじめに

「最近、住宅ローンの金利が上がっている。」

そんなニュースを目にする機会が増えました。

では、その住宅ローンの金利は、一体どのように決まっているのでしょうか。

実は、住宅ローンの金利は銀行が自由に決めているわけではありません。

日本銀行の金融政策や市場金利など、さまざまな要因が関係しています。

この記事では、住宅ローン金利が決まる仕組みをできるだけわかりやすく解説します。


住宅ローンの金利は大きく2種類

住宅ローンの金利は、

  • 変動金利
  • 固定金利

の2つに分けられます。

実は、この2つでは金利の決まり方が異なります。


変動金利は「政策金利」の影響を受けやすい

変動金利は、日本銀行が決める政策金利の影響を大きく受けます。

需要 (MD / AD)

供給 (MS / SRAS)

長期総供給 (LRAS)

短期金融市場

AD–AS2468105通貨量金利2468105実質GDP物価水準

通貨供給量 ↓→金利 ↑→投資 ↓→AD ↓

通貨量の減少で金利が6.1に上昇し、投資が減少してADが左にシフトします

政策タイプ金融緩和金融引き締め

金融緩和金融引き締め

政策の強さ

政策の強さ

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日本銀行が政策金利を引き上げると、銀行同士がお金を貸し借りする際の金利も上昇し、それに伴って銀行の貸出金利も見直されやすくなります。近年の日銀の利上げ局面では、短期プライムレートや変動金利型住宅ローンにも徐々に影響が及んでいます。


固定金利は「長期金利」の影響を受けやすい

固定金利は、

10年国債の利回り(長期金利)

を参考に決められます。

長期金利が上昇すると、

住宅ローンの固定金利も上昇しやすくなります。

そのため、

フラット35などの固定金利は、

変動金利より早く動くことがあります。


銀行ごとに金利が違う理由

同じ時期でも、

銀行によって住宅ローン金利は異なります。

その理由は、

  • 資金調達コスト
  • 他行との競争
  • キャンペーン
  • 利益戦略

などが違うためです。

そのため、

同じ住宅ローンでも、

銀行によって0.1〜0.3%程度の差が生じることもあります。


金利が上がると住宅ローンはどうなる?

金利が上昇すると、

変動金利型では、適用金利が見直される可能性があります。

ただし、多くの住宅ローンには

  • 5年ルール
  • 125%ルール

などがあり、

すぐに毎月の返済額が大きく変わるわけではありません。

一方、

固定金利は契約時の金利が返済終了まで続く商品が多いため、

契約後に市場金利が上昇しても影響を受けません。


金利が上がると必ず損?

必ずしもそうとは言えません。

金利が上がる背景には、

  • 景気が良くなる
  • 賃金が上昇する
  • 物価が上昇する

といった経済の変化があります。

一方で、

借入コストは増えるため、

住宅購入を検討している方は、

無理のない返済計画を立てることが大切です。


私の考え

住宅ローンを選ぶ際、

「今、一番低い金利」を選ぶことも大切ですが、

それ以上に重要なのは、

将来金利が上がっても返済を続けられるか

という視点です。

無理なく返済できる借入額を設定し、

教育費や老後資金も考慮した資金計画を立てることが、

長く安心して暮らすためのポイントになります。


まとめ

住宅ローン金利のポイントをまとめると、

  • 変動金利は政策金利の影響を受けやすい
  • 固定金利は長期金利の影響を受けやすい
  • 銀行ごとに金利は異なる
  • 金利だけではなく、総返済額やライフプランも考慮して選ぶことが大切

住宅ローンは数十年にわたる契約です。

金利がどのように決まるのかを理解しておくことで、ニュースを見たときにも「なぜ金利が動いたのか」が分かり、より納得して住宅ローンを選べるようになるでしょう。

プロフィール
この記事を書いた人

元銀行住宅ローンセンター担当。2児の父。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー。
銀行の住宅ローンセンターにて勤務し、
新規審査、借換相談、返済計画の見直しなど、
数多くの住宅ローン相談に携わってきました。

現場で強く感じたのは、
「知識があれば防げたはずの後悔」が非常に多いということです。

住宅ローンは人生最大の借入。
しかし、多くの方が十分に理解しないまま契約してしまい、
その後に不安を抱えるケースを何度も見てきました。

このサイトでは、
銀行実務での経験をもとに、
住宅ローンで後悔しないための考え方や判断基準を、
できるだけわかりやすくお伝えしています。

焦らず、納得して選ぶこと。
それが将来の安心につながると考えています。

現在は情報発信やセミナーを通じて、
住宅ローン選びをサポートしています。

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